青玉楼主人日録

仮想の古書店「青玉楼」の店主が、日々の雑感や手に入った新刊、古書の感想をつづります。

2011-05-28から1日間の記事一覧

『ナボコフ 訳すのは「私」』 秋草俊一郎

外国語で書かれた小説が好きだから、翻訳という仕事にはふだんから世話になっている。もし、翻訳家という人たちがいなかったら、文学の世界は語学に堪能な一部の人をのぞき、ずいぶん狭いものになっていたにちがいない。しかし、その一方で、他国語に翻訳さ…