青玉楼主人日録

仮想の古書店「青玉楼」の店主が、日々の雑感や手に入った新刊、古書の感想をつづります。

2013-09-17から1日間の記事一覧

『幻影の書』ポール・オースター

妻子を事故で亡くした男が喪失感と罪障感に苛まれ自暴自棄になってしまうが、何かの仕事をすることで、そこから立ち直ってゆく姿を執拗に描き続けることは、ポール・オースターにとって、オブセッションなのだろうか。二番煎じ、三番煎じと言われることは分…