青玉楼主人日録

仮想の古書店「青玉楼」の店主が、日々の雑感や手に入った新刊、古書の感想をつづります。

2016-11-03から1日間の記事一覧

『とうもろこしの少女、あるいは七つの悪夢』 ジョイス・キャロル・オーツ

ノーベル文学賞候補の一人、ジョイス・キャロル・オーツの短篇集。ほぼ中篇といっていい表題作「とうもろこしの乙女」が、半分近くのぺージ数を占める。アンソロジーに入れると、スパイスの効いた作風がアンソロジーの風味を一段と高める役割をするジョイス…