青玉楼主人日録

仮想の古書店「青玉楼」の店主が、日々の雑感や手に入った新刊、古書の感想をつづります。

2020-02-04から1日間の記事一覧

『ただの眠りを』ローレンス・オズボーン

フィリップ・マーロウ、七十二歳。メキシコ、バハカリフォルニア州にある崖の上に建つ家で家政婦と犬と暮らす、引退した元私立探偵。他の作者によるマーロウ物の第四作。第三作であるベンジャミン・ブラック作『黒い瞳のブロンド』も読んだが、少し違和感を…