ヒマラヤンは長毛種なので、ニコは一月半ごとに動物病院に併設されているグルーミング・ルームにシャンプーとカットをしてもらいに行く。以前は嫌がっていたブラッシングも、させてくれるようになったので、毛がからまることもほぼなくなったのだが、顎の下毛が長くなると毛づくろいをするたびに口の中にまで毛が入り込む。その度に、指でつまんで出してやらないといけない。
もう一つお尻の周りの毛がトイレの際じゃまになる。猫はトイレの後始末を自分できれいに処理することができるが、できればそれも楽な方がいい。それで、お尻の周りの毛も短めにカットしてもらっている。
犬と比べ、猫はシャンプーやカットを嫌がるので、どこのグルーミング・ルームでも、猫は扱っていませんと言われる。今行っているところも、猫の場合は麻酔をかけてからカットしてもらうのが普通だ。でも、ニコは暴れたり爪で引っかいたりしないことが分かってもらえているので、麻酔なしでOKなのだ。
いつもは、カットの後はさっぱりして帰って来るのだが、今回はどうも様子がちがう。シャンプーを変えたのか、匂いが気になるようで何度も毛を舐めたり、後ろ足で首筋を掻いたりしている。その度にカットしたばかりなのに、毛が束になって落ちている。食欲もあり、トイレも平常なので、病気ではないようだが、何日も続くとこれはこれで気になる。しばらく様子を見ていこうと思っている。
