青玉楼主人日録

仮想の古書店「青玉楼」の店主が、日々の雑感や手に入った新刊、古書の感想をつづります。

2010-09-23から1日間の記事一覧

階段を駆け上がる

片岡義男の最新短編集である。にもかかわらず、どこかで読んでような気がするのはどうしてかと、自分の過去の書評を検索してみた。『白い指先の小説』という、やはり片岡の短編集があるが、その本の書評に、今回も自分ならこう書くだろうなという評があった…