青玉楼主人日録

仮想の古書店「青玉楼」の店主が、日々の雑感や手に入った新刊、古書の感想をつづります。

虫の音

昨夜までは気づかなかったが、今夜は虫の音が聞こえる。立秋はとうに過ぎたが、残暑は厳しく、まだまだ夏が続くものだと思っていたのに、自然の方はそんなことは考えていないようだ。
玄関に置いた水甕の中で、またメダカが生まれた。小さいのが四匹ばかり数えられる。産卵の時期はとうに過ぎたと思っていたのに。人間の勝手な思い込みなどは知らんぷりして気持ちよくすいすいと泳いでいる。朝夕えさをやるのが楽しみになっている。