北原白秋の詩の中に出てくるウォーターヒヤシンスという花が、ホテイアオイのそれだと知ったのは何でだったか、疾うに忘れてしまった。
今年の夏もメダカの瓶に三株ほど浮かせたのだが、すぐに水面を覆いつくすほどにふえた。メダカに餌をやる水面が塞がれたので、幾株かを残して別の容器に移しておいた。
それが、この頃よく花をつける。今朝はめずらしく二つの花が同時に咲いた。メダカの餌やりと、風船蔓の水やりに明け暮れる今夏。たまにニケが玄関先に出てくる。のんびりと寝そべるのを見遣りながら本や新聞を読む。それもまたよし。