表紙カバーの絵に誘われて手を出したのだが、巻末の著者紹介を読んで、これはどうかな、と思った。というのも、以前読んだ『風の影』という本の編集者と書かれていたからだ。『風の影』は一般的には評判も高かったのだが、読んでみるとそれほどでもなかった…
詩人荒川洋治は、評論もエッセイも書くが、それ以上に無類の本好きでもある。なにしろ同じ作家の同じ本を何冊も持っているのだ。同じ本といっても、出版年がちがったり、版がちがうと表紙の色が微妙に変わっていたり、グラシン紙のかけ方がちがうといった程…
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