2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧
次々に新作が発表される翻訳ミステリ。純然たるミステリ・ファンではない。というより、根を詰める読書の合間の息抜きとしてミステリを読む。つまらないものは読みたくないのが人情。そんなとき頼りになるのが書評サイト。その中に七人の書評家がその月の推…
英文法の本なのに意表を突く売れ行きを見せる『ヘミングウェイで学ぶ英文法』の続編、と言っていいのだろうか、小説ではない、文法書のことを。売れたら続編を出したくなる気持ちはわかる。とはいえ、単に柳の下の二匹目をねらったわけではなさそうだ。ヘミ…
アメリカ屈指の短篇小説の名手による四冊目の短篇集。作者は「作家志望の若者にもっとも文体を真似される作家」だそうな。この「若者に」というのが曲者で、一例を挙げれば、良識ある親なら子どもの目に触れさせたくないだろう言葉が、次から次へとポンポン…